皆さんこんにちは
株式会社清本リペアの更新担当の中西です。
~チームで働くうえで大切な“引き継ぎ”~
家具・建材の修復塗装は、一人の職人だけですべてを行うとは限りません。
現地調査。
補修。
調色。
塗装。
最終確認。
現場によって複数のスタッフが関わります。
また、住宅や店舗の現場では、大工、内装、設備など他業種と同時に作業する場合もあります。
だからこそ重要になるのが「引き継ぎ」です。✅
どこを直すのか。
どの程度まで仕上げるのか。
色はどう合わせるのか。
情報がずれると、仕上がりにも影響します。
修復現場では、
この傷。
この角。
この扉。
対象となる場所を正確に確認します。
家具が何台も並んでいる。
同じような扉がある。
似た傷が複数ある。
現場によっては分かりにくいことがあります。
写真。
位置。
印。
必要に応じて記録し、誰が見ても分かる状態にします。✅
同じ傷でも、お客様が一番気にされている場所があります。
正面から見える傷。
光が当たると目立つ部分。
来客から見える場所。
「ここを特にきれいにしたい」
という希望を、施工担当まで正確に伝えることが大切です。✅
補修箇所だけでなく、お客様がなぜ気にされているのかまで共有すると、仕上がりの意識もそろいやすくなります。
修復塗装では色合わせが重要です。
現地で確認した色。
調色した内容。
どのくらい艶を抑えたのか。
次のスタッフへ伝えます。⚙
少し色を足した。
この材料を混ぜた。
担当者の記憶だけにしてしまうと、追加補修時に同じ色を再現しにくくなります。
必要な情報を残すことが大切です。
傷を埋める。
研磨する。
表面を整える。
塗装前には下地処理があります。
途中で担当が変わる場合には、
ここは処理済み。
こちらはまだ。
この部分は追加調整が必要。
明確に引き継ぎます。✅
見た目だけでは分からない工程だからこそ、情報共有が重要です。
一見きれいに見えても、
まだ仕上げ前。
乾燥待ち。
艶調整前。
という場合があります。
次のスタッフが完成したと思って触ってしまえば、やり直しになる可能性があります。⚠
「ここはまだ触らない」
「次はこの工程」
分かるようにしておきます。
木製家具や建材では、
木目。
節。
色むら。
それぞれ特徴があります。
補修部分だけを見るのではなく、周囲の木目とつながるよう施工することが重要です。
先に確認した職人が、
この方向に木目が流れている。
ここは濃くしすぎない。
気づいた情報を共有します。✅
色が合っていても、
艶が強い。
艶が弱い。
それだけで補修部分が目立つことがあります。
だからこそ引き継ぎでは、
色だけ。
ではなく、
艶。
仕上げ方。
まで伝えることが重要です。✨
光の当たり方によって見え方が変わる場所では、特に注意します。
修復対象の近くには、
壁。
床。
ガラス。
金物。
別の家具。
があります。
ここは養生が必要。
この部分は触らない。
事前に気づいたことを共有します。✅
直すための工事で、別の場所を傷つけてしまっては意味がありません。
住宅の場合はお客様が生活している。
店舗では営業している。
施設では人が出入りする。
現場によって条件は違います。
何時まで作業できるのか。
どこを通ってよいのか。
音や臭いへ配慮が必要なのか。
必要な情報をスタッフ全員で共有します。✅
修復塗装のあとに、
内装工事。
設備取付。
清掃。
別作業が続くことがあります。
反対に、他業種の工事が終わらなければ補修できない場合もあります。
誰が先なのか。
どこまで終わっているのか。
現場全体で確認します。✅
完成した補修箇所を別作業で傷つけないためにも、工程共有は重要です。
施工中に、
最初に聞いていなかった傷がある。
別の場所にも欠けがある。
気づく場合があります。
勝手に施工範囲を広げるのではなく、責任者へ共有します。☎
対応するのか。
今回は対象外なのか。
確認してから進めます。
修復前。
下地処理後。
完成後。
写真を残しておくと、引き継ぎや確認に役立ちます。✅
どこが傷んでいたのか。
どのくらい改善したのか。
言葉だけでは分かりにくい内容も伝えやすくなります。
追加施工時の参考にもなります。
修復塗装では、
研磨道具。
刷毛。
細かな工具。
さまざまなものを使用します。⚒
使いにくい。
傷んでいる。
状態が悪い。
気づいたことがあれば伝えます。
細かな仕上げを行う仕事だからこそ、道具の状態も品質へ影響します。
色が濃くなった。
少し削りすぎた。
仕上がりに違和感がある。
そんな場合、
このまま進めれば分からなくなる。
と隠してはいけません。⚠
早めに相談する。
修正方法を考える。
問題が小さいうちに対応する。
正直な引き継ぎが品質を守ります。✅
修復塗装では経験による感覚も重要です。
この色は乾くと少し変わる。
ここは一度に濃くしない方がいい。
この木目は細く入れた方が自然。
ベテランは多くの経験から判断します。
しかし、
見れば分かる。
では若手へ技術は残りません。
なぜそうするのか。
どこを見ているのか。
言葉にして伝えることが大切です。✅
家具・建材の修復塗装では、完成後に、
どこを直したのか分からない。
状態が理想です。⭐
そのためには、
下地。
色。
木目。
艶。
すべての工程が正確につながる必要があります。
良い引き継ぎとは、作業を次の人へ渡すだけではありません。
前の職人が考えたことまで伝え、同じ仕上がりを目指せる状態をつくることです。
これからもスタッフ同士の情報共有を大切にしながら、細かな部分まで自然で美しい修復塗装を続けていきたいと思います。✨